QRタグの使い方

QR迷子タグ開発の背景

SIPはこれまでハードディスクのカスタマイズやデータコピーのような企業向けの業務を
主に行ってきました。業務の性質上、多くの企業機密に触れることから情報管理の厳格性を常に追い求め、
個人情報の取り扱いに関するノウハウを構築してまいりました。

巷には迷子、落とし物、徘徊など、ありとあらゆるシチュエーションで困っている人たちがいます。
でも無事取り戻すためには自分の名前や連絡先などがわからないとなりません。
ところが最近は個人情報を知られることでストーカー被害に遭ったり付きまとわれたりと
決して安心、安全な社会ではないことは皆さんご承知の通りです。

そこで個人情報を外部に知られることなく困りごとが解決できたら!と考えQR迷子タグを
開発いたしました。

今ではGPSを使った不明者の位置情報確認システムはじめカバンなどにIoT技術を使ったタグをつけておくと
少し離れた時点で手持ちのスマートホンが知らせてくれるシステムなどあらゆる商品があります。
ペットの迷子札では発売元に電話をかけてID番号を入力すれば持ち主に電話がかかるというものまであります。
でもちょっと待ってください。もし悪意の第三者がID番号を記憶して入力してしまったら迷子でもないのに
飼い主に電話がつながってしまうのです。
GPSはもちろん確実に居場所がわかる最強アイテムですが、価格が・・・
IoTのタグは複数のものに装着するのは現実的ではないし、スマートホンの通知に気づかなければただの忘れ物です

ペットのはなし

例えばペットについては個人情報の漏えいリスクを心配するため迷子札をつけないことが
当たり前になってしまいその結果ペットの帰還率はわずか20パーセントほどでしかありません。

2008年度の調査では全国で約8.2万頭の迷子・放浪犬(負傷犬を含む)が行政に捕獲・収容され、
この中から飼い主に返還された犬は約1.8万頭で、返還されなかった6.4万頭のほとんどが
殺処分されてしまったという結果が出ています。

行政の施設に収容される犬の比率は、飼い主持込みの犬3.7万頭に対して、
飼い主不明の犬の捕獲・収容数が7.9万頭で、2倍以上の数値となっています。
すべての飼い犬に身元の確認ができる迷子札が装着されていれば、
多くの命は救われていたはずであり、安全な飼い主明示の取り組みが急務です。

老人の徘徊問題

厚生労働省の発表によると、認知症を患う人の数が2025年には700万人を超え、
65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症に罹患するといわれています。
今でも認知症の徘徊は社会問題となっていますが、7年後の2025年、
75歳を超える後期高齢者がなんと推定800万人!それをお世話する子供たちが、今の40代。
彼らがアラフィフになって高齢の親を世話しないといけないということになります。
就職氷河期経験世代で、ただでさえ年金があまり期待できない世代なのに、
彼らが認知症になった親を介護するってどうやったらいいの!!??

認知症患者を世話する家族が大変なのは、フルタイムで働けない!!
認知症患者をお世話する家族にとって大きな問題の一つは、介護をしながら
なかなかフルタイムで働けないということ。
特に認知症患者は、突然徘徊しだしたりして行方不明になってしまう危険があるからです。

迷子のはなし

海やプール、スキー、大型商業施設やテーマパーク、旅行。お子様と出かけて心配なのは迷子!
何よりもお子様と再会できるまでの時間はお互い不安でいっぱいです。
最近では子供の連れ去りや声がけなどの犯罪が多発していることから
善意で迷子を発見した方にもリスクが伴う状況で、「君子危うきに近寄らず」
と見て見ぬふりを決め込む方も!
迷子センターに連れて行こうとして連れ去りと間違われたという事例も報告されています。

近年、一部テーマパークで迷子放送を行わないという施策がとられております。
非現実の世界を演出する施設で現実的な迷子放送は控えたいというのが第一義ですが一方、
名前や年齢、服装の特徴、場合によっては住居地域まで放送する従来の方式に懸念を抱く
保護者に対する配慮もあると感じております。個人を特定する情報を外部に知らせることなく迷子の
発見ができれば、迷子になってから放送を通じて親御さんと再会するまでの多くの時間、
親御さん、お子様双方の不安を少しでも軽減できればという想いから、1分1秒でも早く
お子様と再会できる手段として『イベントバンド』の商品化を実現いたしました。

落とし物のはなし

電車内で財布を落としてしまった、カバンを忘れてしまった、高級傘を忘れてしまった。
そんな時頼りになるのが鉄道会社の落とし物センター。
落とし物を取り戻すため移動した路線のすべての落とし物センターに連絡をし、落とし物の有無を確認する
でも落とし物の持ち主が特定できれば便利ですよね。
落とし物センターの方も持ち主が特定できれば管理が何倍も楽になります。

特長その①

万一行方不明になってしまったとき、発見者様が装着されているQR迷子タグのQRコードを読み込み
メールを送っていただくことで契約者様と保護してくださった方の間をとりもち帰還のお手伝いを
させていただく連絡中継サービスです。

特長その②

QRコードには個人の情報は基本的に表記しませんので個人情報が漏えいすることはありません。
また発見者の情報も外部に漏れることはありませんので安心してご利用いただけます。
(契約者様のご希望により個人情報を記載する場合はこの限りではありません)

特長その③

登録していただいた情報をもとに、ご家族が無事帰宅できるようお手伝いをします。
24時間365日発見連絡受付対応しています。主にメール対応